映画「ムクシン」
これぞ映画だ!!!
出会えて良かったです。
こんな出会いがあるからこそ映画好きは辞められない!
以下は内容を含んだ感想になるので、了承された方のみどうぞ。
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ざっくり言ってしまえば、子供が不器用に恋をして、幼さ故の意地を張って別れるお話です。
過剰な説明はありませんが登場人物の感情は誰もが読み取れます。
何故なら誰もが身に覚えがあるだろうから(笑)
名前を呼んだあと「好きだよ」の言葉が出てこなくてもじもじしているとか、格好悪くても告白していて涙が止まらないとか、お互いの感情の変化が分からないとか、最後まで意地張ってしまうとか。
子供がやるからこそ美しいんです。
ただ自転車で町を巡るとか、凧揚げをするとか、消費する娯楽ではない所も大人の自分としては新鮮でした!
周囲の登場人物の反応も暖かく、二人の恋を受け入れているのは映画上すごく良かったんですが、何だか変な感じでした。
普通、10~12歳くらいの思春期の子供って親に隠しませんかね??
でもまぁ、映画の流れ上必要ですし、とてもラブリーで素敵な人物像ばかりなので全然良し。
初々しく、そして瑞々しいストーリーで、頭からどん尻まで満足できます。
ちなみにマレーシアは一夫多妻制で、4人まで奥さんをもらって良いそうですよ。
必ず奥さんを平等に扱うこととされているので、最初の奥さんとしては「私も大事にされる」と思う反面「私が妻として至らなかったの?」と傷つくこともあるそうです。
その辺の違いとか、外から部屋の中が丸見えでも気にしないとか、文化の違い感じられるのは面白かったです。
本当に名作なので、観る機会がありましたらぜひお勧めしたいです。
観て損はしないですよ!!
三部作の一つということでその他の作品も観てみたいものです。