塩ブログ

塩といいます。猫と本と音楽が好きです。

依存症について

最近私の周りでよく耳にする言葉です。

私は今まで過ごしてきて目立った症状の人に会ったことは無いのですが、「タバコを辞められない」「コーヒーを一日10杯飲む」「レッドブ〇じゃ効かなくなった」とか、若干の依存気味なことって日常生活に散らばっていませんか?

 

 

私自身は…絶叫マシーンに乗ったら目の色が変わることかな?

もっと刺激が欲しくて休まず次々と乗って一日満喫するだけなんですが、あの衝動を依存というなら私も立派な依存症かなと(^^;

あ、ライブ中のモッシュダイブも同じかも?

どちらもコロナで行けていませんが、また行けるなら同じ衝動に駆られるだろうな…

猫を見たらモフりたいしポテチが家にあったら我慢できずに食べちゃうし(^^;

人間って意志の強さとか関係なしにそういうものなんだと思います。

 

 

周囲の人に隠しているだけでアルコールやギャンブル、薬等を辞められず苦しんでいる人がいるんですよね。

本人だけではコントロールが効かないですし、そもそも「辞めようとすれば辞められる」「イライラすることがあったから今だけストレス発散しよう」等理由を作ってしまい依存症の自覚が無いことが多い。

周囲の人が気付いて注意しても認めず跳ね除ける、なんてザラにあるそうです。

でも本人も本当は「ダメな自分だ」と苦しんでいるし、周囲だって迷惑をかけられ、本人には疎まれるし、でも見捨てられずに苦しんでいる。

 

 

そんな時、どうしたら良いのか?

本人はコントロールが効かない状態なので変わることを期待しては可哀そうです。

なので周囲の方へお願いしたい。

もしかして?と思ったら、「今だけかもしれないし」「昨日は控えてくれたからこのまま良くなるかも」等考えてしまいがちではありますが、長期化・複雑化するのが依存症です。

絶対に一人で抱え込まず、必ず専門機関へ行って相談してほしいです。

何の依存症かで相談窓口は変わりますが、何だか分からなかったら市役所や保健センターの保健師さんなんかに聞いてしまえば良いと思います。

 

 

そして、周囲の人に心がけてもらいたいこと、知っていてもらいたいことがあります。

 

①本人を否定・説教しない

本人が余計頑なになるだけで、現実から逃げるためにますます依存が強まります。

 

②本人が問題を起こしたら、本人に解決させる

絶対に世話を焼いてはいけません。依存を助長してしまいます。借金の肩代わりとか壊したものを弁償したりとか、全て本人にさせましょう。

 

③本人と精神的な距離を保ち、自分自身を幸せにする

本人のことで頭が一杯になり、昼夜悩んでしまう方も多いはず。

一歩引いて、まずは自分自身が頑張ったことを認めましょう。あなたが見捨てなかったから本人は生きていられるんです。

「自分が」好きなことを楽しみ、余裕が作れることで本人を俯瞰して見ることができるようになります。

本人の心配ばかりして忘れていた、「あなたの好きなこと」は何ですか?

 

④「私が助かるから○○して」と、自分を主語にして本人にお願い事をする

本人を主語にすると責められていると捉えられてしまうことが多いです。主語を変えることで受け入れやすくなります。

 

⑤依存症はほとんどの人が再発することを理解し、受け入れる

これは周囲の人にとって苦しいことですが、依存症はほぼ再発します。

一度お酒やギャンブルから離れることに成功しても、私たちの世界には広告など誘惑がそこら中に転がっています。本人が苦しんでいる現実世界のしんどさも変わることがないため、辛いことがあったり逆に良く出来たご褒美に、と簡単に依存の世界へ戻ってしまうんです。

本人は周囲の人に情けなくて隠しますが、いずれバレます。

その時は「話してくれてありがとう」と言いましょう。

「こんなふがいない自分でも受け入れてくれる場所がある」という安心感は何物にも代え難いものです。

 

 

その他にも色々あると思いますが、素人の私にはこの程度の啓発しか出来ません。

でも依存症は誰でも成り得るもの。

知識のひとつとして、この記事を参考にしてもらえたら有難いです。